1on1
読み: わんおんわん
上司と部下、またはメンターとメンティーが 2 人で行う定期的な面談形式のミーティングです。
1on1 (ワンオンワン) とは、上司と部下、またはメンターとメンティーが 1 対 1 で行う定期的な面談を指す。Intel の元 CEO アンディ・グローブが著書「High Output Management」(1983) で重要性を説いたマネジメント手法が起源とされ、IT 企業を中心に取り入れられている。
1on1 の目的と効果
1on1 の主な目的は、部下の成長支援、信頼関係の構築、早期の課題発見にある。Gallup の調査 (State of the American Manager, 2015) では、上司と定期的なミーティングを行っている従業員は、行っていない従業員に比べて仕事にエンゲージしている割合が約 3 倍に達するという結果が報告されている。重要なのは、1on1 は「部下のための時間」であり、上司が進捗報告を求める場ではないという点だ。
1on1 で扱うテーマ
- キャリアの方向性や成長目標
- 業務上の困りごとやブロッカー
- チームの雰囲気や人間関係
- フィードバック (双方向)
タスクの進捗報告は 1on1 の目的から外れる (定例や日報など別の場で)
頻度とスケジューリング
1on1 の頻度は、週 1 回 30 分、または隔週 1 回 45〜60 分といった設定が目安として挙げられる。定例会議として固定の曜日・時間に設定し、よほどの事情がない限りキャンセルしない運用が望ましいとされる。リモートワーク環境では特に、1on1 が上司と部下の唯一の定期的な接点になることもある。
形骸化のサインと立て直し
1on1 が進捗報告会に変質する背景としては、上司側が「話すことがないと気まずい」という不安から議題を業務に寄せてしまうことが挙げられる。立て直しの手がかりは、アジェンダの所有権を部下に渡すことだ。共有ドキュメントに部下が事前に話題を書き、当日はそれに沿って進める。書く話題がない週は雑談で構わない。「何でも話せる関係」の維持自体が 1on1 の成果物であり、それはスキップの理由にならない。