スタンドアップミーティング

読み: すたんどあっぷみーてぃんぐ

立ったまま 15 分以内で行う短時間の進捗共有会議で、アジャイル開発で広く採用されています。

スタンドアップミーティング (デイリースタンドアップ、朝会) は、チームメンバーが立ったまま短時間で行う進捗共有の会議形式だ。1990 年代のアジャイル開発手法、特にスクラムフレームワークの「デイリースクラム」として体系化され、ソフトウェア開発以外の分野でも用いられている。

15 分ルールと 3 つの質問

スタンドアップミーティングの基本ルールは「15 分以内に終わらせる」ことだ。参加者が立ったまま (物理的に立つことで冗長な発言を抑える狙いがある) 以下の 3 つの質問に答える形式が典型例だ。

1. 昨日やったこと

前回のスタンドアップ以降に完了した作業

2. 今日やること

今日取り組む予定のタスク

3. 困っていること (ブロッカー)

進捗を妨げている障害や課題

リモートワークでの変化

リモートワークでは物理的に「立つ」意味は薄れるが、短時間で情報を共有するという本質は変わらない。Zoom や Teams でのビデオ通話形式、Slack での非同期テキスト形式 (async standup) など、チームの状況に応じた変形が生まれている。非同期形式では、各メンバーが始業時に 3 つの質問への回答を投稿し、必要に応じてスレッドで議論する。

重要なのは、スタンドアップは「報告の場」ではなく「同期の場」であるという点だ。詳細な議論が必要なトピックは「パーキングロット」に入れ、スタンドアップ後に関係者だけで別途話し合う。アジェンダを固定化することで、毎回の準備コストを抑えられる。

長時間化は形骸化のサイン

15 分で終わっていたスタンドアップが 30 分かかるようになったら、それは「同期の場」が「議論の場」に変質し始めたサインだ。代表的な原因は、ブロッカーの解決をその場で始めてしまうこと、そして聞き手が上司だけになり報告会化することの 2 つだ。前者は「詳細は関係者だけで後で」と切り分け、後者は発言の宛先をチーム全体に戻す進行で立て直しやすい。時間が延び続けるまま放置すると、参加者は「出なくても困らない会議」と学習しかねない。

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